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有機(勇気)のあるお店はどこかな?

~お店の有機食品 品揃え調査まとめ~
(グリーンコンシューマー研究会による独自調査の結果より)

 2003年あたりから一般の食品店でも環境に配慮し、健康と安全に通じる認証マークつきの有機食品LinkIconをちらほら見かけるようになりました。お店の方針による差は大きいですが、有機の野菜・果物(農産物)は今回調べた大半の店で扱っていました。とはいうものの、自然食品店を除くと、ごく限られた品目で、欧米のスーパーなどでのブームとは比較にならない規模です。

 ちなみに有機農産物の国内生産量は、農産物全体のうちわずか0.16%で、欧州の数十分の1です。それでも加工食品を含めた有機食品の市場は3000億円ともいいます。そのうち農産物は1/4、加工食品が3/4と多くなっています。

 農産物には旬があるので季節によって取扱品目に変化がありますが、有機の加工食品LinkIconは品揃えの豊富な店も多くあります。また農産物を中心に最近目立つのは特別栽培農産物LinkIconで、有機農産物LinkIcon以上に出回っています。それから一部のお店では、トレーサビリティ、地場産、産直も調べてみました。

 調査期間は主に7~8月で、何回か試行錯誤をしていますので、一部後でフォローしたところがあります。調べたお店はメンバーの住まいのそばにある東京都内・神奈川県内の19チェーンの店舗で、調べた店舗のリストは資料その1に掲載しています。


ではどんな結果だったのでしょうか...?

*詳細な店舗別の調査結果がご入用の際は、お送りしますのでご連絡ください。

主な用語の解説

有機食品

jas_mark.jpg有機農産物と有機農産物加工食品の総称。それぞれ2001年4月に施行された「有機JAS法」に定めがある。その目的は「農業の自然循環機能の維持増進を図るため」という「土」をベースとした環境問題である。裏を返せば健康と安全だ。極めて限定的に農薬・化学肥料・食品添加物等の使用は認められる。有機認証制度の下で「認証マーク」がつけられる。登録認定機関の認証を受けないと「有機」「有機栽培」「オーガニック」などの表示はできない。海外機関の認証による食品も国内で販売できる。

有機農産物

化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、播種又は植付け前2年以上(多年生作物は最初の収穫前3年以上)の間、たい肥等による土づくりを行ったほ場において生産された農産物。
他の農産物と混ざらないような管理や小分けの認証についても定められている。6か月以上経過した場合「転換期間中」との表示もできる。

有機農産物加工食品

有機農産物の特性が製造・加工の過程で保持されることを旨とし、化学的に合成された食品添加物及び薬剤を避けることを基本として製造された加工食品。食塩と水の重量を除いた原材料のうち、有機農産物・有機農産物加工食品以外の原材料が5%以下であることが必要。

特別栽培農産物

2004年4月に施行された農水省の「特別栽培農産物ガイドライン」に基づく食品で、特別栽培農産物と特別栽培米がある。その基準は、化学合成農薬(使用回数)と化学肥料(窒素成分)がともに慣行レベルに比べて5割以下のものをいう。慣行レベルは都道府県ごとに基準を公開している。個々の資材名やその使用状況の表示はインターネットでもよい。従来の「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」や「おおむね5割」とのあいまいな基準は廃止された。特別栽培農産物からはずれた「無農薬」の表示は2004年4月以降生産されたものは「栽培期間中農薬不使用」に切り替えられている。しかしこの表示は、農薬の不使用については分かるが、化学肥料については不明なのが弱点である。